クレオ大阪南です
10年前に起こった、東日本大震災の経験は、様々なことを私たちに
教えてくれます。
災害では、高齢者、障がい者の割合が多くなる傾向があります。
東日本大震災の時も60歳以上の高齢者の全体の人口分布が約32%に
対して、犠牲者は全体の65%また、障がい者の死亡率も健常者の
2倍以上でした。
また、被害、被災の困難さを調査した結果、性別・立場による違いが
明らかになったのです。
@避難生活の環境、プライバシーの問題
A性暴力・ハラスメント・DV
B性別役割の強化(育児・介護・家事の重労働化)
C意思決定に関わる男女比の偏り
D復興期の家庭・地域の人間関係・・・など
<●東日本大震災女性支援ネットワーク調査チームの
報告書からの抜粋>
いずれも、「男女共同参画の視点・多様性配慮の視点」がなければ、
見過ごされやすい課題と言えます。
国もこの課題を認識しており、国の「防災基本計画」が
令和2年5月に改訂されました。
その中では、各災害に共通する災害予防対策として、
「防災に関する政策・方針決定過程及び、防災の現場における女性や
高齢者、障がい者などの参画を拡大し、男女共同参画その他の多様な
視点を取り入れた防災体制を確立する必要がある」と
明記されています。
そこで、クレオ大阪南では、令和3年11月23日(火・祝)
14時〜16時で
「地域の防災が、女性の視点でどう変わるのか!」について、
やさしく、ていねいにお伝えする
セミナーを実施いたします。(事前申込が必要です!)
https://www.shisetsu-osaka.jp/shisetsu-nw/koza/detail.html?kozaId=50276
災害に遭った時、
「この備えが必要です。こんな支援が必要になります」
「この準備、この支援がなかったから、困ったという失敗事例」
などを通して、少しでも被害を減災し、地域の防災力の向上、
自分と家族の安全確保の秘訣を学びます。
1人でも多くの地域の皆様に聞いていただきたい内容です。
ぜひ、ご参加ください。クレオ大阪南で、大切な皆様にお会いできるの
を楽しみにしております。

防災に関する本もクレオ大阪にはあります。
その他にも皆様の生活に役立つ資料が、
「クレオ大阪南の情報図書コーナー」にはたくさんあります。
https://www.creo-osaka.or.jp/south/refe_index.html
ぜひ、お気軽に、クレオ大阪南に遊びに来てくださいね。
大切な皆様に、クレオ大阪南でお会いできるのを楽しみにしています。
(クレオ大阪南事業担当)