日本女子プロ将棋協会(LPSA)さんとの共催事業として、
小学生・中学生女子将棋名人戦の大阪大会を行いました。

将棋や囲碁のプロ選手のことを「棋士」といいますが、
囲碁の世界には女性の棋士の方はたくさんおられる一方で、
将棋の世界には、まだ女性の棋士は一人もいません。
そこで、女性のプロ棋士を育成しよう、女子が将棋を楽しめる環境を作ろうと立ち上がったのが
日本女子プロ将棋協会さんです。男性に比べるとまだまだ女性の将棋人口は少なく、
もっと女性や女の子に将棋を広めようと「ガールズ将棋プロジェクト」をスタートされました。
10日の朝、大阪大会に出場する女子たちが続々と到着しました。
開会までの時間は、将棋の本を読んだり、友達とおしゃべりしたり…。
いざ対局がはじまると、みんな真剣そのものも。
プロ棋士顔負けの手つきで将棋をさしています。
決勝戦ともなると、手に汗握る真剣勝負

静かな会場に、駒をさす音が響きます。
小学生女子名人戦の優勝は4年生の今井絢さん。
お父さんの影響で、5歳から将棋をはじたところ、
勝つことが面白くてどんどん将棋が強くなり、
今ではお父さんを圧倒する強さになったそうです。
中学生女子名人戦の優勝は3年生の里見咲紀さん。お兄さんの影響で小学2年生
のときから将棋で遊んでいるうちに、めきめきと実力をつけられたそうです。
またお姉さんは、日本発の女性プロ棋士をめざす里見香奈さんとのこと。
女性のチャレンジを応援するクレオ大阪なので、将棋ガールズの日ごろの成果をためす大会の場などで
さらに強くなり、女子選手同士のエンパワメントの場に立ち会えることはとても嬉しいことです。
優勝した今井さん、里美さん、8月の全国大会で日本一の将棋ガールをめざして頑張ってくださいね

将棋界の男女共同参画社会の実現にむけて、将棋ガールズの夏がはじまっています。



