2018年05月17日

平野の老舗の和菓子職人さんが素敵なワケ。

唐突で恐縮ですが、昔から職人さんのお仕事を眺めるのが好きです。

ものづくりをする人の真剣な表情や手つき、佇まいが、なんとも美しいので、見ていてうっとりしてしまいます。

平野区には、老舗の和菓子屋さん「梅月堂」があります。

明治42年に創業されたそうで、今は三代目の店主さんです。

IMG_4851.JPG

三代目の前田秀彦代表取締役

いつもは個人的にお世話になっていて、なかでも毎朝焼きたてで売り切れ次第終了の「平どら」の大ファンです

ほかのどら焼きもいろいろ食べましたが、こちらの「平どら」は、餡子の甘さやコク、粒の濾し方の絶妙なバランスに加えて、外側の生地がこっくりしていて、気泡が細やかなベルベットみたいなやわらかさで、口にいれると、目をつむってその感触と美味しさに浸ってしまいます。お土産に持っていくと、大喜びされるんですよ

お菓子の美味しさもさることながら、わたしの楽しみは、お菓子を包んでいただいている間に、工房で働く職人さんを眺めること。

こちらがじっと見ていても、まっすぐ手元だけを見て一心不乱にお菓子作りをされている、手ぬぐいを巻いた横顔がとっても素敵で癒されるんです

先日、このお店に、夏の地域連携事業のご相談に伺ったのですが、5年目になったその事業に、初めてお声がけさせていただいた理由を尋ねられ「老舗の敷居が高かったため」と答えたところ、何十年もかけて、ここ、と思う味をつくっていくことへの情熱を、真剣にお話くださいました。

元々は海洋系のお仕事に就こうと思っておられたそうなのですが、家業である和菓子屋さんをされているお父さまのお仕事の手つきを見ていて「親父の手は、魔法の手やな」と思ったことが、家業を継ぐ決心につながったそうです。

ものづくりをするには、材料が要り、道具が要り、知識と経験、長年の修行が要り、そして一貫してそこに情熱を注ぎ続ける職人気質が要ると思います。

今はものづくりを日常的に経験をするお子さんは少ないと思うのですが、今回の事業に参加した子ども達が、職人さん達のお仕事ぶりを見て、少しでも「なにかを形どること」について、感じてくれたらいいな、と思い、企画しています。

そしてこの事業は、この企画の趣旨に賛同してくださった事業主さん達の、地域のお子さん達へのあたたかいまなざしで成り立っているのです。みなさんの心意気に、心から感謝している企画者でした。

posted by クレオ大阪南 at 12:23| クレオ大阪南 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする